希少糖について

そもそも希少糖とは?

「国際希少糖学会」の定義では、「自然界に存在量の少ない単糖およびその誘導体」。難しいですね。

簡単に言い換えれば「天然でほんの少しだけある糖」と言えそうです。

単糖の99%は、ぶどう糖など「希少でない一般的な糖」で、「希少糖」は量は1%ほどですが、種類は約50種類もあります。

天然に存在しない人工甘味料と違い、ほんの少しずつ、長年人間が食べ続けてきた糖ですので、安全性も高いと言えます。

香川県や大学を中心に、公的な機関での実験も行われていますので、科学的にも安全性が証明されています。


希少糖は何がすごいの?

現在一番注目されているのはその健康効果です。

医療関係者でもいまだに勘違いしている先生も多いようですが、希少糖そのものではなく、ぶどう糖、果糖を主成分とした「希少糖含有シロップ」でその効果があります。

やや太めの方34名に行った実験で、1日の朝食前に「希少糖含有シロップ」40gのゼリーを摂っていただくと、平均で体重1.8kg、体脂肪1.7%の減少が見られました。 

体重体脂肪が「増えない」ではなく、体重体脂肪が「減る」という現象から、希少糖はそのもののカロリーが低いことはまったく重要でなく、その他に食べる食事のカロリーの分解・吸収を抑える効果があることが分かります。 

100%の希少糖 では一種類の希少糖しか摂れませんが、「希少糖含有シロップ」は製造過程で7種類の希少糖が自然発生していて、その相乗効果で大きな効果が出ていると考えられています。

ぶどう糖や果糖のカロリーがあっても、「摂った方が痩せる」という現実が判明しているにもかかわらず、いまだに古いカロリー論が多く信じられている現状は大変残念です。

現在ではキシリトールも、甘い糖であるにもかかわらず、虫歯にならないばかりか反対に歯に良いという認識が定着しています。

希少糖含有シロップについても、これまでの間違った常識が早く払拭されることを願っています。

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希少糖は香川県の特産なの?

「希少糖」はかつては高価すぎるため、研究さえ満足に行われていない糖でしたが、香川県の大学で生産のための酵素が発見され、今では香川県はすべての希少糖が生産できる世界中で唯一の生産地です。

日本で一番有名な希少糖はキシリトールですが、キシリトールの海外研究者も訪れて「国際希少糖学会」が香川県で開催されています。

大都市以外で国際学会が開催されるというのは非常にまれな事で、まさに世界中の糖学者から香川県が注目されています。

現在は酵素ではなく、一般的な液糖(シロップ)を特別な条件下で加熱する方法を使って、香川県の宇多津町(うたずちょう)にある工場で「希少糖含有シロップ」が製造されています。

国内で使用されている「希少糖含有シロップ」は、すべて香川県のこの工場で生まれています

他に日本国内で流通している希少糖としてエリスリトールがあります。血糖値を上げない甘味料として、病気の方の代替甘味料として用いられますが、エリスリトールには特別な生理機能は確認されていません。

間違いではありませんが、「希少糖100%」を謳い優良誤認を誘発しかねない販売方法をされている場合もありますので十分にご注意ください。


本ページの画像は、一般社団法人希少糖普及協会様のサイトから二次利用しています。